まずはじめに
みなさんこんばんは!スモッティー西宮北口店です。みなさんは木造・鉄骨・鉄筋コンクリート造の違いについて知っていますか?建物によって耐震性や防音性、耐火性などの性能が異なります。構造の特徴を理解していないと、入居後トラブルになる可能性もありますのでお家探し前にチェックしましょう。今回は、賃貸物件でよく見る建物の構造と違いについてメリットやデメリットを中心に紹介していきます。
木造(W造)
建物の基本となる部分に木材を使った構造のことを指します。賃貸アパートによくみられる造りです。木造の歴史は古く、ずっと日本にあるスタイルで日本の風土にも適している構造です。
★メリット
・木材の調湿効果がカビの発生を抑えてくれる
・通気性が良いので室内に湿気がこもりずらい
・他の構造に比べて家賃が低い
★デメリット
・防音性は他の構造より薄いため音漏れしやすい
・築年数が経っている場合、通気性が良い反面、気密性が低いので冷房の効きがよくない
・耐火性や耐震性が他の構造に比べるとやや劣る
木造は建築費用がそこまでかからないので、家賃も比較的安いのが1番のメリットと言えます。また、通気性が良いのでダニやカビが発生しにくい環境を保ってくれます。ただ、遮音性が他の物件に比べて劣るので物件によっては外の音が気になるかもしれませんが、最近は防音性が高いカーテンなどもありますし、家具を置けばそれなりに音を吸収してくれるので、工夫次第で音の問題などは対策できます。
鉄骨造(S造)
鉄骨造は木造と鉄筋コンクリートの中間の構造です。また、鉄骨とは言っても軽量鉄骨造と重量鉄骨造という違いもあるので注意しましょう。
★メリット
・軽量鉄骨は木造と同様に家賃が低め
・害虫リスクが低い
・軽量鉄骨であれば木造同様家賃が安い
★デメリット
・気密性が高いため結露が発生しやすい
・断熱性は木造より劣る
・熱に弱く耐火性もあまり高くはない
軽量鉄骨だと防音性は木造とあまり変わらず、断熱性は木造よりもやや低いのが難点ですが防音対策や寒さ対策は工夫次第で対処できます。また、重量鉄骨は木造や鉄骨造より性能は高めですが鉄筋コンクリート造には劣ります。家賃とのバランスを考えて選びましょう。
鉄筋コンクリート造(RC造)
頑丈で凝った内装が多い鉄筋コンクリート造。メリットやデメリットについて見ていきましょう。
★メリット
・熱や腐食に強い
・建物の強度や耐久性が高い
・耐火性や耐震性にも優れている
・生活音が響きにくい造りになっている
★デメリット
・通気性が悪いため、カビや結露が発生しやすい
・賃貸物件の中では家賃相場がやや高い
シックハウス対策として、24時間換気システムを付けることが改正建築基準法にて施行されているので、改善傾向にあります。また鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、鉄筋コンクリート造(RC造)よりさらに耐火性・防音性・耐震性・耐久性に優れているのが特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。賃貸物件にみられる構造は、主に木造・鉄骨・鉄筋コンクリート造でそれぞれメリットやデメリットがあります。木造は鉄骨造や鉄筋よりも性能で劣る部分もありますが、家賃の安さを優先したい方におすすめです。防音性で木造、鉄骨造より優れている鉄筋は生活騒音が気になる方におすすめです。建物の構造や特徴を理解して、物件探しをするのが後悔のない物件探しに繋がります。